イベント?お知らせ
大学教育センターシンポジウム
「教学データを活用した教育改善活動(FD)の取り組み」を開催しました
2月28日(金)に、府中キャンパスで「教学データ」の活用をテーマにシンポジウムを行いました。 このシンポジウムでは、それぞれの特色を生かした教育プログラムの紹介から、 教学データの活用例について3件の事例が報告されました。これらの報告をもとに、 どのように教学データを収集し、それを利用して現状の点検、改善につなげるかについて意見交換が行われました 。当日は、学内外から17名の参加者が集まり、組織ごとの教育改善活動(FD)のあり方について活発な議論を行いました。
最初に、電気通信大学の奥浩昭准教授(キャリア教育部会長)と本多武特任教授から 「電気通信大学インターンシップの紹介」と題して、電気通信大学のキャリア教育ならびに 国内外のインターンシッププログラムの報告がありました。電気通信大学では、インターンシップを 「好奇心としっかりした目的を持って企業現場で現物に触れ現場の雰囲気を学ぶ」機会と位置づけて、 全学生(学部?大学院)の12%にインターンシップを経験させています。平成10年度から実施しており、 平成25年度までの履修学生総数2,216名、受け入れ企業数530社にのぼり、 電気通信大学のキャリア教育の大きな特色となっています。特に、近年は国際インターンシップを経験されるため、 受け入れ企業の開拓に力を入れているということでした。
続いて、本学大学教育センター専任教員の藤井恒人准教授より「新入生に関するIR情報の教育活動への活用」 について報告がありました。本学で行っている入学生アンケートを例として、 学科別に高校時の理科履修状況が説明されました。加えて、教育データバンクの提供する情報 (模擬試験のデータに基づく入試難易度)、在学生への学生満足度調査、進路分析などの複数のデータソースをもとに、 入試(入口)から卒業(出口)までの学生の学習状況の把握につとめ、 本学のポリシーにそった教育を行うための環境整備に活用することが提案されました。
最後に、本学工学府産業技術専攻の伊藤雅行教授より授業アンケートを活用した専攻単位での教育改善活動の取り組みについて報告がありました。 産業技術専攻は、講義の品質改善例として「技術経営概論」と「技術リスク概論」を取り上げ、 授業アンケートのデータをもとに、授業の問題点を把握し、その改善に向けた取り組みを行っていることが紹介されました。 そのような持続的な改善の結果、産業技術専攻の開講科目は、 工学府全体と比較して、学生の満足度が高いことが示されました。
本シンポジウムの最後は、吉永准教授が中心となって教育成果を確認するためにどのように教学データを利用し、
さらに改善につなげていくかというFDの方向性について全体で議論を行いました。
「教学データを活用した教育改善活動(FD)の取り組み」のプログラムは以下の通りです。
プログラム | ||
---|---|---|
13:30-13:40 | 【挨拶】bet36体育在线_bet36体育投注-官网网站@ 副学長 國見裕久 理事 (当日、出張につき佐藤友久副センター長が挨拶) |
|
13:40-14:20 | 【事例紹介】電気通信大学インターンシップの紹介 奥浩昭 准教授(電気通信大学 共通教育部 キャリア教育部会長) 本多武 特任教授(電気通信大学 共通教育部 キャリア教育部会) http://www.sangaku.uec.ac.jp/link/career.html |
|
14:20-14:45 | 【事例紹介】新入生に関するIR情報の教育活動への活用 藤井恒人准教授(bet36体育在线_bet36体育投注-官网网站@大学教育センター) |
|
14:45-15:10 | 【事例紹介】授業アンケートを利用した専門分野別FDの取り組み 伊藤雅行教授(bet36体育在线_bet36体育投注-官网网站@ 工学府産業技術専攻) http://www.jskrtf.com/~rmmot/ |
|
15:10-15:30 | 【全体討論】 モデレーター:吉永契一郎 大学教育センター准教授 | |
15:30 | 【閉会の挨拶】 佐藤友久 教授?大学教育副センター長 |