顔画像データのダウンロードと解凍
 

はじめに,本演習用の作業フォルダ(ディレクトリ)を作成してください.なお,作業フォルダまでのパスの中に日本語が入らないようにご注意ください.なお,以下の説明における外部サイトへのリンクは2009年5月現在のものであり,将来変更や削除される可能性があります.

http://www.cl.cam.ac.uk/research/dtg/attarchive/facedatabase.htmlからatt_faces.zipをダウンロードしてください(お使いのOSに関わらず,かならずzipの方を選択してください).解凍するとatt_facesというフォルダができるので,そのフォルダを丸ごと作業フォルダの直下に保存してください.なお,解凍時にatt_facesというフォルダが作成されない場合は,作業フォルダにatt_facesという名前のフォルダを作成し,その中に圧縮ファイルを移動後,解凍を行ってください.

なお,解凍して得られる画像はpgm形式です.Windowsでpgm形式の画像を閲覧する場合にはIrfanViewが便利です
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/piccam/picviewer/irfanviewjp.html

SVMの準備

http://svmlight.joachims.org/の「Source Code and Binaries」から,お使いのOSに対応するバイナリファイルの圧縮ファイルをダウロードしてください(例えばWindowsならsvm_light_windows.zip).解凍して得られる二つのファイル「svm_classify」と「svm_learn」を作業フォルダの直下に保存してください.

プログラムのダウンロード

以下のリンクからお使いのOSに適する文字コードのプログラムをダウンロード&解凍し,プログラムファイル (pgmread.m,makedata.m,bayes.m,clafic.m,learning_clafic.m,svm.m) を作業用フォルダ直下に保存してださい.なお,learning_clafic.mは本チュートリアルと研究目的での使用に限ります.それ以外のプログラムは,使用者の責任のもとで自由に使用して構いませんが,本プログラムの使用,および使用結果に対してプログラム作成者 (堀田,鷲沢) はいかなる責任も負いません.

以下のプログラムはMATLAB7.x,Octave3.xにて動作確認を行っています.古いバージョンでは正しく動作しない可能性があります.

注意!:ここで作業フォルダの中身が以下のようになっているかどうかご確認ください.正しく設定されていない場合,プログラムが動作しない可能性があります.

  • faces_attという名前のフォルダ
  • svm_classifyとsvm_learnという名前のバイナリ(実行)ファイル
  • mファイル:pgmread.m,makedata.m,bayes.m,clafic.m,learning_clafic.m,svm.m
MATLABのインストール

MATLABのインストールは,お手元のMATLABマニュアルを参照してください.MATLABを持っていない場合には以下のOctaveをインストールしてください.

Octaveのインストール

Windows

http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=2888の表にある「Octave/Windows - MinGW」の「download」をクリックして下さい.

クリックした後,表示されたexeファイルへのリンクをクリックし,exeファイルをダウンロードしてください.

ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストールが始まります.ライセンス条項を確認の上,OKとNextを押し続けてインストールを完了してください(Choose Componentsにおける選択も良く分からなければデフォルトのままNextを押してください).

インストールが完了すると,デスクトップに以下のようなアイコンができます.ダブルクリックするとOctaveが起動します.

画面が見づらい場合には,アイコンを右クリックしてプロパティを選べばフォントや画面の色などが選択できます.

プログラムファイル(mファイル)はメモ帳や秀丸などのテキストエディタで編集してください.なお,WindowsのOctaveにはNotepad++が装備されており,Octaveで「edit」と入力すれば起動します.ただし,日本語には対応しておりません.

Mac OSX

http://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=2888&package_id=237839からバイナリファイル(IntelのCPUの場合はoctave-3.0.3-i386.dmg,PPCの場合はoctave-3.0.3-ppc.dmg)をダウンロードして下さい.

ダウンロードしたファイルをダブルクリックして開き,OctaveのアイコンをApplicationsのフォルダにドラッグ&ドロップします.

gnuplotがインストールされていない場合は,Extrasフォルダのgnuplotを開き,同様にGnuplotのアイコンをApplicationsのフォルダにドラッグ&ドロップします.

Applicationフォルダの中のOctaveをダブルクリックして起動します.

エディタは,標準でviやemacsがついていますが,慣れない人は,miCarbon emacsをインストールしておいて下さい.
標準のテキストエディットを使う場合は,「フォーマット」から「標準テキストにする」を選択してからファイルを保存して下さい.

Linux
  • Opensuse 10.3の場合,root権限でターミナルから
    yast -i octave
  • Fedora10.0, sentOSの場合,root権限で
    yum install octave
  • Vine linux4.2の場合,root権限で
    apt-get install octave
  • Ubuntuの場合
    sudo apt-get install octave

でインストールします.ディストリビューションやプロセッサ,gcc, glibcのバージョンで動作が異なりますので,インストールは自己責任でお願いします.

インストール後,ターミナルで「octave」と入力すれば起動することができるはずです.

プログラムの動作チェック

MATLABかOctaveを起動し,作業フォルダに移動してください.その後,makedata.mを実行してください (makedataと入力してEnter).4つのFigureが表示された場合には準備完了です.エラーが出た場合は,上記の準備手順と以下の点をご確認ください.

  • フォルダ名「att_faces」が正しいかどうか
  • MATLAB/Octaveのバージョンが古くないか
MATLAB/Octaveでのプログラミング

MATLAB/Octaveでプログラミングをしたことがない方は,以下のサイトを参考にしてある程度プログラミングができるようご準備ください.

MATLABクイックスタート