盆栽に利用されるコケ植物の蘚類ハイゴケは,周りの植物の成長を妨げるアレロパシー物質としてイネの抗菌性化合物として知られるジテルペン型ファイトアレキシン,モミラクトンを生産します。
進化的にかけ離れたイネとハイゴケにおいて,モミラクトンがどのように生合成されるのか全容解明に取り組んでいます。
PNAS2020
組換え酵素群を調製して反応系をデザインした[酵素カクテル]を使って,植物ホルモンジベレリン等のテルペノイド化合物を試験管内で合成や,炭素13同位体標識化合物の合成と構造解析を展開しています。 日本語紹介