オゾンとファインバブル

オゾンの活躍

 オゾンは自然界においては塩素より強い酸化力を持ち、自然に酸素に分解されるため二次汚染が少なく、空気と電気があれば簡単に生成できるというメリットがあります。そのため、近年ではオゾンの優れた殺菌、脱臭、脱色特性は様々な分野に応用されています。また、難溶性を示すオゾンですが、ファインバブルと呼ばれる微細な気泡中に溶かし込むことでオゾン水として利用することができ、活躍の幅が広がります。

オゾン水を利用する分野

ファインバブル

 ファインバブル(FB)とは、直径が100 μm以下の気泡のことを指し、サイズによって名称が変わり、水中で消滅しない、難溶性の気体を水に溶かすなどの一般的な気泡とは異なる性質を示します。本研究室では、難溶性気体のオゾンとファインバブルを組み合わせることでファインバブルオゾン水とし、反応、洗浄、殺菌に利用すべく、研究を行っています。

FBとは

図2 FBとは(出典:一般財団法人ファインバブル産業会資料等を参考に環境テクノス作成)

FBとは

 ファインバブルは、サイズによってマイクロバブルとウルトラファインバブルに分かれ、上の表のような性質を示します。

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