2021-09-10 農学部応用生物科学科 井上真紀研究室「ゾウムシ」

#農学部 #応用生物科学科 の井上真紀准教授の研究室で、学生さんが研究しているところを、見せてもらったワン。
ピンセットで集めているのは、ゴマよりもっともっと小さな#ゾウムシ の卵。

#トビイロヒョウタンゾウムシ というお名前で、写真2枚目が成虫だワン。
羽が退化して飛べないけど、足が丈夫で、のぼる力が強いワン。

畑でよく見かけるゾウムシだけど、実は海岸でも暮らしているワン。

学生さんは、研究室で海岸を模した環境を作って、ゾウムシの適応力を調べているワン。
このゾウムシは地中の浅いところに卵を産むけど、海岸の日ざしはとっても強く、地表の温度は50~60度くらいまで上がるワン。
研究室では、温度を一定に保つ「インキュベーター」という装置を使って、熱い海岸を再現して、過酷な環境でも生きていける適応力を、進化の中でどうやって手に入れたのかを調べているワン。

このゾウムシ、ころんとしたひょうたん型でかわいいけど、実は農家さんを困らせる害虫。
幼虫の頃は土の中に住んでいて作物の根っこを食べ、成虫になると葉っぱを食べちゃう困った虫だワン。

写真3枚目は、幼虫を育てているお部屋。
エサは、スライスしたニンジンだワン。
生まれたての幼虫には週2回、育ってきた幼虫には週1回エサをあげているワン。
幼虫を育てる砂に食塩を混ぜて、海岸のような環境にして、成長の様子を観察することもあるワン。

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写真4枚目は、さなぎ。
生まれた日がわかるように、テープにメモが書かれているワン。
幼虫は40日弱くらいでさなぎになり、さなぎは2週間くらいで成虫になるワン。


写真5枚目が、成虫。
キャベツを食べてるワン。

この学生さんは、千葉県出身で、千葉の特産物でもある落花生やニンジン、小松菜などの農作物が食害されちゃうのを、なんとかしたいなって考えたそうだワン。
トビイロヒョウタンゾウムシの生態を調べる研究を通じて、防除方法につなげられたらすごいワン!
ハッケンコウケンも大好きなお野菜が、元気に育つよう、これからも研究をがんばってほしいワン。

#ハッケンコウケンの研究探訪 #虫 #昆虫

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