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質量分析装置(低分解能)

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機器名称

 質量分析装置(低分解能)


設置場所

 小金井キャンパス5号館1階 学術研究支援総合センター 機器分析施設 機器室3[施設内マップ


機器の概要(機器の性能など)

 学術研究支援総合センター機器分析施設に設置されている2台の高分解磁場型質量分析装置のうち、本機は低分解能測定から精密質量測定までの汎用目的に使用可能な仕様となっている。イオン化には電子イオン化法(EI法)と高速原子衝撃法(FAB法)の2種が利用可能であり、EI法では分子量が900前後まで、FAB法では分子量3000前後までの試料であれば測定可能である。試料導入部は、直接導入の他、ガスクロマトグラフィーからの導入も可能となっている。測定操作、データ処理は設置のパソコンを用いて行う。パソコンにはMSデータベースがインストールされているため、測定したMSスペクトルによるデータベース検索も可能である。


機器の構成、型式等

 本装置は、試料導入部、導入した試料をイオン化するイオン化部、イオンを加速し、質量(質量電荷比)の違いにより分離する分析部、分離したイオンを検出する検出部、測定の制御とデータ処理を行う制御?データ処理部から構成されている。試料の導入は直接導入の他、オートサンプラ付きのガスクロマトグラフィーを通じた導入が可能であり、イオン化には、EI法とFAB法が適用可能である。分析部は、磁場部が前方に、電場部が後方に配置した二重収束型であり、イオンの検出には、二次電子増倍管が用いられている。制御?データ処理用には、専用のパソコンが設置されている。

測定部

 二重収束磁場型質量分析装置 日本電子製 JMS-700D
 オートサンプラ付きガスクロマトグラフィー アジレントテクノロジー製 HP6890 Series

制御?解析部

 制御?解析システム JEOL MStation、DAWin (OS; Windows 7)


測定、利用対象となる試料名、または研究例

 EI法では分子量が900前後まで、FAB法では分子量3000前後までの試料であれば測定可能である。

過去の主な研究例

  1. 有機化合物の同定(低分解能測定)
  2. 精密質量分析による有機化合物の化学組成の推定

利用方法

1.大学連携研究設備ネットワーク予約課金システムへの登録

 本装置を使用するには、所属研究室が大学連携研究設備ネットワーク予約課金システムへの登録されている必要があります。登録されていない研究室に所属している方が新たに利用を希望する場合、指導教員の先生を通じて、下記問い合わせ先までご連絡下さい。
 大学連携研究設備ネットワーク予約課金システムへの登録済みの研究室に所属している方は、指導教員の先生に利用者登録を依頼し、必要な作業を行って下さい。利用者登録の方法などがわからない場合も、下記問い合わせ先までご連絡下さい。

2.利用資格

 初めて装置を利用する際は、下記問い合わせ先まで電子メールでご連絡下さい。使用予定(どのような試料の測定を予定しているか)、装置原理の理解度、同種の装置の利用経験について直接お話しを伺った上で、初心者講習を行います(初心者講習は一度に3名まで受講可能とします)。講習後、はじめの1?2回は管理者立ち会いのもと測定を行って頂きます。管理者が単独使用が可能と判断した段階で利用資格を認定しますので、大学連携研究設備ネットワーク予約課金システムから利用資格申請を行って下さい。同種装置の利用経験の無い方、利用経験の浅い方は、低分解能測定の方法を最初に受講して頂き、装置に慣れた段階で高分解能測定の講習を行います。
 既に装置の使用経験があるが利用資格認定を受けていない方は、下記問い合わせ先までご連絡下さい。これまでの使用経験等をもとに資格認定を行います。

3.予約方法

 装置の利用予約は大学連携研究設備ネットワーク予約課金システムを通じて行います。利用資格を取得すると予約可能となりますので、機器分析施設ウェブサイトの機器利用予約のリンクから機器予約のページに入り、機器を選択し予約作業を行って下さい。予約申請後、装置管理者から【利用予約の承認】メールが届いた段階で予約が確定されます。

4.利用料金

 装置の使用料金は1日4,000円です。

お問い合わせ窓口

学術研究支援総合センター機器分析施設 野口恵一
[内線]7188
[MAIL]knoguchi@cc.jskrtf.com
※迷惑メール防止のため「@」が画像になっております。

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